口腔外科手術

〇顎骨嚢胞摘出術(歯根嚢胞、含歯性嚢胞など)
〇歯根端切除術

歯根の先端にできる歯根嚢胞や、埋まった親知らずに伴う含歯性嚢胞などに対し、嚢胞を摘出する手術です。CTによる精密な診断のもと、できる限り周囲の組織への負担を抑え、安全な治療を心がけています。
また、腫瘍性病変との鑑別が必要な場合には、摘出物の病理組織検査を行い確定診断まで行っております。

歯根嚢胞とは、歯根の先にできた嚢胞(膿の袋)です
歯の神経が感染すると、歯根の先に炎症が起こり、その周囲に袋状の病変(歯根嚢胞)ができることがあります。小さいうちは症状がないこともありますが、進行すると歯ぐきの腫れや痛み、膿が出るなどの症状を引き起こすことがあります。

当院では、歯科用CTを用いた精密な診断により、病変の大きさや周囲の骨・神経・上顎洞・鼻腔との位置関係を詳細に把握したうえで、安全性に配慮した外来手術を行っています。根管治療を行っても改善しない炎症や歯根嚢胞に対しては、歯根の先端と病変を取り除く歯根端切除術を行い、可能な限りご自身の歯を残すことを目指しています。

〇粘液嚢胞摘出術

粘液嚢胞(ねんえきのうほう)とは、唇や舌の裏側などにできる、唾液(だえき)がたまってできる袋状のできものです。
唇や舌を噛むなどの刺激によって小さな唾液腺が傷つくと、唾液が周囲の組織に漏れ出し、膨らみとして現れます。

多くは痛みがなく、透明感のあるふくらみとして見られますが、自然に潰れても再度繰り返すことが多いです。

治療方法
唇などにできる粘液嚢胞に対して、原因となる小唾液腺を含めて摘出する手術を行っています。
摘出物の病理組織検査を行い確定診断まで行っております。
小さなお子さまから大人の方まで対応しています。

〇上唇小帯形成術

上唇小帯とは,上の唇をめくると唇側から歯茎につながっている”すじ”のことです
上唇小帯が高位に強固な付着をしている状態のことを上唇小帯強直症といいます
小児の場合は、成長に伴って目立たなくなることもあり、経過観察をする場合もあります

上唇小帯強直症によるトラブル
 ①前歯がきれいに並ばない→歯並びの異常(正中離開)
 ②ブラッシングが困難→う蝕や歯周疾患に影響
 ③歯頚部の歯肉が引っ張られる→前歯の歯肉退縮
 ④インプラント周りの歯肉が引っ張られる→インプラントの露出

手術方法
小帯周囲に局所麻酔を行った後に、切除を行い傷口を縫合します
一週間前後で抜糸を行います

〇舌小帯形成術

舌小帯とは,舌の裏から舌先につながっている”すじ”のことです
舌小帯の付着が舌尖まで付着して舌の運動障害をきたす状態のことを舌小帯強直症といいます
小児の場合は成長に伴って目立たなくなることもあります

舌小帯強直症によるトラブル
 ①舌っ足らずな喋り方→「サ行とラ行」等の発音が不明瞭
 ②歯列不正→舌癖の原因
 ③自浄作用の低下→う蝕や歯周疾患に影響
 ④食事の影響→食塊形成不能,ソフトクリームが舐められない

手術方法
小帯周囲に局所麻酔を行った後に、切除を行い舌の可動域が改善されたことを確認して傷口を縫合します
一週間前後で抜糸を行います

術後に舌の動かし方の練習(ハビリテーション)も同時に行っております

名古屋市守山区・桜坂にある守山デンタルクリニックでは、口腔外科学会専門医による口腔外科診療を行っております。
外来手術に加えて、病理組織検査、組織生検、細菌培養検査、真菌培養検査などを行い、高次医療機関との連携も行っています。