南極観測船ふじの歯科治療室
子供を連れて名古屋港ガーデン埠頭にある南極観測船ふじの見学にいってきました.
ふじは1965年(昭和40年)から18年間活躍した南極観測船です.
船内は,操縦室,医務室,歯科治療室,乗組員たちの居室などが残されており,実際の生活を垣間見ることができました.
医務室は手術ができる設備が整っていて,実際に虫垂炎の手術が行われたこともあるようです.
また,医務室とは別に歯科治療室が独立して設けられていました.虫歯を始め,口腔内の治療はすべて行われていたようです.
洋上医療が陸上救急医療と異なる点として,極めて限定した医療資源で長時間の病院前時間という環境下での初療が求められるわけであり,苦難が多かっただろうと思い頭が下がります.

