小さなお子さまの歯の健康を守る「小児歯科」に力を入れています.

乳歯は将来の永久歯の健康に大きな影響を与えるため,
早い段階からの定期的なケアがとても大切です.

お子さまの成長段階に応じて,歯の生え変わりや歯並びの異常などもチェックしていきます.
矯正治療のご相談も承っています.

〇お子様の成長

子どもの特徴は常に発育(成長・発達)していることです.年齢により精神的にも肉体的にも様々で,その時々にあわせた観察が大切です.生まれたときには歯が生えていませんが,6ヶ月頃から乳歯が萠出し,その後に永久歯に交換していくという非常にダイナミックな変化をとげます.
子どもの成長を助けること,虫歯や歯列不正を予防することが大切です.

お子さまに寄り添った診療

歯医者さんが初めてのお子さまでも,安心して通えるように,明るくやさしい雰囲気づくりを心がけています.
無理な治療は行わず,お子さまのペースに合わせた診療を大切にしています.

「歯の質」「糖分」「時間」「細菌」のバランスが崩れると虫歯になります!

虫歯は「突然できる」のではなく,生活習慣やケアの積み重ねでリスクが高まります.
毎日の歯みがきや定期検診で,虫歯をしっかり予防することが大切です.
虫歯は4つの要素が重なり合ったときに発生します.

① 歯の質(歯の強さ)

人によって、歯の硬さや唾液の力(自浄作用)には違いがあります.
歯の表面(エナメル質)が弱いと,虫歯になりやすくなります.

② 糖分(おやつ・甘い飲み物)

虫歯菌は,食べ物や飲み物に含まれる糖分(砂糖)をエサにして酸を作ります
この酸が歯を溶かして虫歯になります.糖分の多いおやつやジュースを頻繁にとるとリスクが高くなります.

③ 時間(食べる回数・だらだら食べ)

糖分が口の中にある時間が長いほど、虫歯になりやすくなります。

「だらだら食べ」や「夜の歯みがき忘れ」は要注意.
歯が酸にさらされる時間が長くなるからです.

④ 細菌(虫歯のもとになる菌)

お口の中には、虫歯の原因となる「ミュータンス菌」などの細菌が住んでいます.
歯みがきが不十分でプラーク(歯垢)がたまっていると,細菌がどんどん増えて虫歯をつくります.


小児歯科で行う主な診療内容

  • むし歯の予防(フッ素塗布・シーラント処置)
  • むし歯の早期発見・治療
  • 歯並びやかみ合わせのチェック
  • 正しい歯みがき指導
  • 食生活や習慣のアドバイス

◯シーラント
生えたての永久歯は歯の溝が深く,虫歯になりやすいです.
シーラントとは,歯を削らずに歯の溝にプラスチックを流し溝を埋める処置です.

◯フッ素塗布
生えたての永久歯は虫歯のリスクが高く,フッ素塗布で強い歯質になります.

成長発育の継続的なサポート

お子さまの成長段階に応じて,歯の生え変わりや歯並びの異常などもチェックしていきます.
必要に応じて,矯正治療のご相談も承っています.